住宅ローン残債ありでも売却・住み替えに成功した事例(恵庭市)
2025.07.16
お客様の背景
▶ 売買の別……… 売却 ・購入
▶ 氏名…………… H・T様
▶ 年代…………… 40代
▶ ご職業………… 公務員
▶ お住まい……… 恵庭市内
▶ ご相談の地域… 恵庭市内
▶ ご売却の理由… 買替え(戸建新築)
▶ お問合せ方法… HPよりメール相談
ご相談内容
この度、娘の就職と息子の大学進学を機に別の地域で新しく家を建てたいのですが、現在の家の住宅ローンが残っており、新居でも住宅ローンを利用したいと考えています。
何社か不動産会社に相談してみたのですが、どちらからも「今のお家を売却して住宅ローンを完済し、売却価格で足りない分は自己資金で補填してください。その後、新居が完成するまでは仮住まいが必要になります」と言われました。
ただ正直なところ、現状では売却時の不足分を補填する自己資金や、仮住まいにかかる費用を準備することが難しい状況です‥。
できる限り費用負担を軽くしたいのですが、何か良い方法はないでしょうか?
ぜひ、お知恵をお貸しいただければと思います!
八城地建からのご提案
一般的に、現在の家の住宅ローンが残っている場合、次の買い替え先でも住宅ローンを利用する「二重の借入」は、金融機関の審査基準上、ご利用いただけないケースが多くなっています(ただし、お客様の収入状況や資産背景によっては可能な場合もございます)。
そこで、H・T様のご状況を詳しくお伺いした上で、買い替え(売却+購入)におけるさまざまなメリット・デメリットを丁寧にご説明させていただきました。
その上で、H・T様にとって最も費用負担が少なく、かつ現実的な方法として「まずは現在のご自宅の売却を先行させ、並行して新居用の土地探しを進める」というプランをご提案させていただきました。
ご提案の結果
この方法により、売却資金を確保した上で新居の計画を進めることができ、H・T様は仮住まいをすることなく、スムーズに売却から土地探し、そして建物の新築まで完了することができました。
資金面での不安を解消しながら、ご家族の新生活に向けた住まいづくりを実現していただくことができました。
担当者からのコメント
買い替えは、進め方等の段取り・準備等の打ち合わせが重要になります。
不動産の売却・購入は高額な取引です。
一人ひとり進め方が異なりますので、ご要望をお聞きした上で、その方にとってより良いご提案ができることを日々心掛けております!
担当者による不動産売却の知識
「売り先行?買い先行?それぞれに向いている人とは」
住み替えを進める際、多くの方が悩むのが「売り先行」と「買い先行」のどちらを選ぶかという点です。
実は、それぞれに向いている人のタイプが大きく異なります。
売り先行に向いている人は、住宅ローン残債がある方や確実な資金計画を立てたい方です。
先に家を売ることで売却金額がはっきりするため、その資金を元に新居の予算を組めます。
「いくら使えるか」が明確なので、無理のない住み替えが可能です。
売却と土地探しを並行して進めることで、仮住まいを避けられるケースもあります。
買い先行に向いている人は、資金に余裕があり、じっくり新居を探したい方です。
気に入った物件をゆっくり選べることや、引っ越しが1回で済むのが大きな魅力です。
しかし、旧居と新居の両方のローンを同時に支払う期間(ダブルローン)が発生するため、月々の負担が重くなる可能性があるほか、想定より安い価格でしか売れなかった場合、当初の資金計画通りに進まないリスクがあります。
ちなみに、売り先行を選ぶ場合、不動産会社の「買取」を利用する方法もあります。
一定期間内に売却できなければ、不動産会社が事前に提示した価格で買い取る方法で、「売れなかったらどうしよう」という不安を軽減できます。
ただし、買取価格は一般的に市場価格の70~80%程度となるため、まずは不動産会社に相談してみましょう。
八城地建では不動産売却に関して役立つコラムも発信しています。
以下のコラムでも詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
住宅ローンを返済中の家を売る方法を詳しく!完済の方法やオーバーローンの場合とは
住み替えローンとは?条件やメリットデメリット、流れまでを詳しく!




