HOW TO SELL不動産売却

#24 相続登記をしていなかった為に売却できなかった事例(札幌市南区)

2022.03.08

お客様の背景

▶ 売買の別……… 売却
▶ 氏名…………… H・T様
▶ 年代…………… 70代
▶ ご職業………… 年金
▶ お住まい……… 東京都
▶ ご相談の地域… 札幌市南区澄川
▶ ご売却の理由… 空き家の為、売却
▶ お問合せ方法… インターネット

ご相談内容

 東京都にお住まいのH様より札幌市南区澄川にある空き家を売却したいので査定をして欲しいとのお問い合わせを頂きました。物件は依頼主のご両親のお住まいだった戸建で、かれこれ10年ほど前から空家のままに。不動産名義人はH様のお父様名義となっていましたが、数年前に他界されていました。しかし不動産の相続登記は行っておらず、名義はそのままの状態で放置されている状態でした。

その後の内容と結果

 当社ではご依頼通りにまずは価格査定を行いました。後日、H様より売却を進めて欲しいとのご連絡を頂きました。しかし、相続登記を行っていなかった為、売却を進めるためには相続人を明らかにし、不動産の相続登記を行う必要がありました。事情を詳しく伺ったところ、まだ親族内で売却することの合意、話し合いがきちんとできていないとのことでした。母親は施設に入所していること、兄弟姉妹も異なる場所に住んでいるためになかなか会えないという事情があり、話し合う機会がつくれなかった。また兄弟姉妹の一人がご病気のために現段階では意思確認が取りにくいという状況でした。このような状況から、今すぐに法定相続人全員からの同意を得て、相続登記を完了させることは不可能となり、売却を断念せざるを得ませんでした。まずは親族間で今後の不動産売却について、話し合いをしていただくこととなりました。

担当者からのコメント

営業担当 【札幌本店】 田畑 光麻

 今回は不動産の売却を進めることができなかった事例をご紹介させて頂きました。成功事例ばかりではなく、時には様々な事情により売却したくても出来ないといったケースも稀にございます。特に今回の事例は、相続登記を怠っていたことが原因となり、数年の間に相続人の体調不良など様々な要因が発生してしまい、相続登記を進めることができなかったものです。これは誰しもが、起こりえる状況ですので注意が必要となります。相続による不動産の売却をお考えの方は、①誰が相続するのか ②相続人全員が売却することに同意しているか この2点だけは親族間で話し合いを行い、方向性を統一しておこくこが重要です。

【札幌本店】 田畑 光麻

札幌市南区をメインに活動している私たちは、不動産売買においてお客様との信頼関係を築くことに全力で取り組んでいます。地域に密着し、お客様が安心してサービスを受けられるよう努めています。

お客様の不安を最小限に抑え、満足していただけるよう、心をこめてサポートさせていただきます。どんなご要望にも真摯に向き合い、お客様にとって最良の取引を実現するために尽力していますので、お気軽にご相談いただければ嬉しいです。

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