2.何より大切な不動産会社の選定。-家を売る前に考えるべきこと-

2022.07.11

不動産会社の力が不可欠な不動産売却

不動産を売却しようとする時、ほとんどの売主の方は一生に一度か、機会があっても二度三度しか不動産売却を経験することがありません。

不動産は立地条件や建物の状態など、一つとして同じものがなく、極めて高額な取引になります。

そのうえ、売買契約を締結するとなると、専門的な知識や経験が必要になってきます。

不動産会社を介さずに、個人間のみで売買を成功させるには、なかなか難しいのが現実です。

やはり、「不動産売却には、不動産会社に依頼し、プロのノウハウを利用することが不可欠」となるでしょう。

不動産会社は、売買価格の設定においての査定価格の提示ももちろんですが、売主、買主間でのトラブルが起きないよう、しっかりと宅建業法に基づいた物件調査、重要事項の説明、契約締結を行い、最終的な引き渡しまでを全て仲介することになります。

不動産会社に依頼する場合、どこの不動産会社に依頼すべきかを選択することは、簡単なことではありません。

というのも、不動産会社の社数は非常に多く、査定価格についても、「買取査定」ではなく、「仲介査定」がほとんどですので、安易に一番高い会社を選択したとしても、売却成功というわけではないからです。

売主のパートナーになることのできる、自分たちにとって最良の不動産会社を選択する必要があります。

「後悔することなく、満足感いっぱいで売却を完了させるため」です。

不動産を売却した全ての売主が「売ってよかった！」と思っているわけではありません。

売却してしまったことに対して後悔の念を感じてしまう売主も少なからずいます。

それは、「信頼できる、パートナーになれる不動産会社に出会えなかったから」です。

では、最良の不動産会社とはいったいどのような会社なのでしょうか。

不動産売却を成功させるためには、どのような会社を選べば良いのでしょうか。

その判断基準は、次の二つの要素を満たしているか否か、ということになります。

地域専門であれば、特化した分だけ地域の特徴を深く把握しています。

地域の「売れる価格帯」なども熟知しており、精度の高い売却査定を期待することができます。

街にも詳しいため、購入希望者に地域の魅力をしっかりと紹介することができますし、その地域で探している購入希望者がたくさん集まるため、売れる確率が高くなります。

また地域に根ざした会社は、そこでの評判が命です。

いい加減な仕事をして、評判を落としてしますようなことはしません。

当然、「地域の専門であり、他には負けない」という自負もあることでしょう。

さらに、地域の不動産会社の営業マンに転勤はありません。

物件を売った後も、何かあればいつでも相談することができます。

不動産売却後、決して後悔せずに、満足感いっぱいで売却を終えるために必要なものは一体なんでしょうか。

それは不動産会社の親身な対応であり、「お客様に満足していただけることが何よりも大切」という姿勢です。

売主の満足は、納得して売却できたかどうか、ということにかかっています。

「やっぱり売るのではなかった」という思いは、売却に対する何らかの疑問が解決されなかったり、売却価格に納得していなかったことから生まれます。

これらをなくすためには、不動産会社が懇切丁寧に売主の疑問に答え、親身になって相談内容をしっかりと聞くということが必要です。

ただ物件を売りさえすれば良い、という「売上第一」の会社では、「お客様の満足」を得るための活動が十分ではありません。

なぜなら活動の目的があくまで「物件を売り、仲介手数料を得ること」であり、決して「お客様に喜んでもらおう」というものではないからです。

お客様満足第一の会社では、売却価格一つとってみても、「〇〇という理由だから、その売却価格は〇〇円にしましょう」など、価格の根拠を明らかにしてくれるものです。

その他にも、売主のささいな疑問にもきちんと対応します。

「お客様に満足してもらうための活動」に決して労力を惜しむことはないのです。

以上の要素をポイントとして今後の不動産売却に役立てていただければと思っています。

これから先、実際に不動産売却をする際に私たちが売主様のお役に立てれば幸いです。

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