札幌市で相続不動産を売却する際のポイントと注意点を解説
2026.03.19
こんにちは!不動産売買をサポートする八城地建の酒井です。
親から相続した不動産の売却を検討されている方にとって、「何から始めれば良いか」「どんな手続きが必要なのか」と不安を感じることも多いのではないでしょうか。
札幌市で相続不動産を売却する際には、まず相続登記が必要となります。
今回は、札幌市で相続不動産をスムーズに売却するための手続きや注意点、そして少しでも早く・高く売るためのコツをわかりやすく解説!
さらに、札幌市の区ごとの不動産需要や坪単価もお伝えします。
札幌市で相続不動産の売却を検討されている方は、ぜひ参考にしてくださいね!

札幌市で相続不動産を売却するなら、まずは相続登記を
相続した不動産を売却するには、必ず相続登記が必要です。
相続登記とは、亡くなった方(被相続人)の名義になっている不動産を、相続人の名義に変更する手続きのこと。この手続きを行わなければ、不動産を売却することはできません。
また、2024年4月1日から相続登記が法律で義務化されました。
相続によって不動産を取得したことを知った日から3年以内に登記申請を行わなければならず、正当な理由なく怠った場合は10万円以下の過料が科される可能性があります。
これまで相続登記は任意だったため、登記されないまま放置されている不動産も少なくありませんでしたが、義務化によってできるだけ早めの対応が必要です。
札幌市での相続登記は札幌法務局で手続きを
札幌市で相続登記を行う場合、申請先は「札幌法務局」となります。
手続きの基本的な流れは以下の通りです。
1. 必要書類を準備する
相続登記には、亡くなった方と相続する方の身分関係を証明する書類や、不動産に関する書類が必要です。
具体的には以下のような書類を準備しましょう。
- 被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本
- 相続人全員の戸籍謄本
- 被相続人の住民票の除票
- 不動産取得者の住民票
- 収入印紙
- 相続不動産の固定資産評価証明書
- 遺産分割協議書(遺産分割協議による相続登記の場合)
- 相続人全員の印鑑証明書(遺産分割協議による相続登記の場合)
- 遺言書(遺言により相続する場合)
また、相続登記をする際には、登記申請書の記入も必要です。
登記申請書は法務局のホームページからもダウンロードできます。
2. 札幌法務局へ申請する
必要書類を揃えて札幌法務局に申請します。
窓口での申請のほか、郵送やオンラインでの申請も可能です。
法務局の窓口は平日の9時〜17時まで対応しています(土日祝日、12/29〜1/3は閉庁)。
3. 登記完了を待つ
申請から1〜2週間程度で登記が完了しますが、法務局が混雑している場合は1カ月以上かかることもあります。
登記識別情報通知を受け取れば手続き完了です。
相続登記は手続きが複雑なため、司法書士に依頼するのが一般的です。
費用は5万円〜15万円程度が相場となります。
相続登記についてさらに詳しく知りたい方は、「相続した不動産を売却する流れを解説!揉めないための方法や節税対策も」もご覧ください。
相続不動産を売却する際の注意点と早く・高く売るコツ

相続した不動産をスムーズに、そして有利な条件で売却するためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
相続不動産の売却時の注意点
相続不動産ならではの注意すべきポイントがあります。事前に把握しておくことで、スムーズな売却につながるでしょう。
1. 相続人全員の同意が必要
不動産を複数の相続人で共有している場合、売却には全員の同意が必要です。
一人でも反対する相続人がいると売却できません。
事前にしっかりと話し合い、全員が納得した上で売却を進めましょう。
遺産分割協議で誰が相続するかを決めてから売却する方法と、共有名義のまま売却して現金を分ける「換価分割」という方法があるので、状況に応じて最適な方法を選びましょう。
2. 売却時期によって税金が変わる
相続不動産を売却する際には、譲渡所得税がかかる場合があります。
ただし、相続してから3年10カ月以内に売却すれば、「相続税の取得費加算の特例」を利用でき、税負担を軽減できる可能性があります。
また、条件を満たせば「空き家の譲渡所得の3,000万円特別控除」が適用される場合もあります。
※ただし、この2つの制度は原則として併用できません
税制面でのメリットを最大限に活用するため、売却時期は慎重に検討しましょう。
3. 物件の状態を把握しておく
相続した不動産が遠方にある場合や、長期間空き家になっている場合は、建物の劣化が進んでいる可能性があります。
売却前に一度現地を確認し、必要に応じて清掃や簡単な修繕を行っておくことで、買い手の印象が大きく変わります。
特に札幌市のような積雪地域では、雪害による損傷がないか確認しておくことも重要です。
相続不動産を早く・高く売るコツ
少しでも有利な条件で売却するために、以下のポイントを押さえておきましょう。
1. 複数の不動産会社に査定を依頼する
不動産を売却する際は、複数の不動産会社に査定を依頼して見極めるのがおすすめです。
会社によって査定額に差が出ることも珍しくありません。
査定額だけでなく、担当者の対応や売却戦略についてもしっかり確認し、信頼できる不動産会社を選ぶことが大切です。
2. 売却のタイミングを見極める
不動産市場には売りやすい時期があり、成約件数が最も多いのは1月〜3月です。
そのほか、7月から9月も転勤や人事異動が多い時期として売買が活発になります。
この時期に向けて売却するなら、1〜2カ月前から準備を始めましょう。
また、札幌市内の不動産価格は近年上昇傾向にあります。
エリアによっては今が売り時という場合もあるため、市場動向を把握しながらタイミングを見極めることも重要です。
売却のタイミングについてさらに詳しく知りたい方は、「不動産はいつ売るべき?売り時を見極める5つのポイントを解説」もぜひご覧ください。
3. 地域に強い不動産会社を選ぶ
不動産売却を成功させるには、そのエリアの特性や需要を熟知した不動産会社に依頼することも大切なポイントです。
地域密着型の会社であれば、適切な価格設定や効果的な販売戦略を提案してくれます。
特に相続不動産の場合、物件が遠方にあったり長年空き家になっていることも少なくありません。
地域に詳しい不動産会社であれば、周辺の開発状況や購買層の特徴を踏まえた的確なアドバイスが期待できます。
札幌市は区によって需要や相場が大きく異なるため、売却予定エリアでの実績が豊富な不動産会社を選ぶことが成功への近道といえます。
札幌市の区ごとの特徴や不動産需要も知っておくと売りやすい

札幌市は区によって環境や利便性が大きく異なり、それに応じて不動産需要や価格も変わってきます。
相続した不動産がどの区にあるかによって、売却戦略も変わってくるため、各区の特徴を把握しておくと良いでしょう。
それぞれの特徴や基準地価の坪単価平均を参考にお伝えします。
※2026年2月時点の情報です
中央区
平均坪単価:約386万円
中央区は札幌市内で最も価格水準が高いエリアですが、動きが出やすく、特に円山・宮の森・伏見方面などの住宅地は、住環境を重視する世帯から継続的に需要が高いエリアです。
低層住宅中心の街並みや高台立地による眺望、敷地にゆとりのある区画などは中央区ならではの強みです。
一方で山鼻・旭ヶ丘方面は、市電や地下鉄が利用しやすく、都心に近い立地と落ち着いた住宅環境の両立をアピールできます。
区内には教育水準の高い学校も集まっているため、学区や通学環境を理由に中央区で探す世帯もいます。
また、将来的な資産性を意識してエリアを選ぶ購入希望者も多く、その点も売却時のアピール材料になるでしょう。
北区
平均坪単価:約96万円
北区は、北海道大学を中心とした教育機関が集まるエリア。
北大周辺は学生や教職員の居住ニーズが継続的に発生するため、単身層からの購入・投資検討が入りやすい点が特徴です。
地下鉄南北線が縦断しており、札幌駅や大通方面へ直結できる分かりやすい交通動線も強みです。
駅徒歩圏の住宅は立地条件が明確で、築年数が経過していても検討対象になりやすい傾向があります。
とくに麻生駅周辺は商業施設や医療機関が集まり、生活利便性の高さが魅力です。
単身層に加え、子育て世帯や住み替え層も視野に入るため、幅広い層から検討されるエリアといえます。
豊平区
平均坪単価:約65万円
豊平区は、地下鉄東豊線沿線を中心に購入検討者が集まりやすいエリアです。
大通方面へ乗り換えなしでアクセスできる利便性から、通勤世帯や若いファミリー層の購入が多い傾向にあります。
スーパーや医療機関、公園が点在し、子育て世帯が生活イメージを描きやすい環境が整っています。
とくに福住駅周辺は商業施設が充実しており、生活利便性の高さが価格の安定につながっています。
売却時は、東豊線で大通まで直結できる交通利便性に加え、「中心部より価格が抑えられながらも都心アクセスが良いエリア」である点を具体的に示すことが効果的です。
西区
平均坪単価:約53万円
西区は、敷地にゆとりのある住宅が多いエリアです。
中心部と比べて土地価格が抑えられるため、広さや駐車スペースを重視する世帯から選ばれやすい傾向があります。
西野・西町・山の手エリアは落ち着いた住環境が評価されており、住み替えや建て替えによる動きも一定数見られます。
琴似周辺でも、駅徒歩圏の住宅は利便性を重視する層から検討対象になりやすい立地です。
売却時は、土地の広さや前面道路の状況、駐車台数など、建物だけでなく敷地条件を具体的に示すことが価格を左右するポイントになります。
白石区
平均坪単価:約50万円
白石区は平坦な地形が多く、生活動線が取りやすいエリア。
住宅地と商業施設のバランスが良く、日常の利便性を重視する世帯から選ばれやすい傾向があります。
とくに地下鉄東西線の白石〜南郷エリアは中心部へのアクセスが良く、購入検討者が安定して集まるエリアです。
また、JR白石駅周辺は橋上駅舎や駅前広場の整備が完了しており、駅周辺環境が向上しています。
価格帯は中央区より抑えめで、利便性とのバランスを重視する層にとって現実的な選択肢となりやすい点が特徴です。
売却時はアクセスの良さに加え、生活施設の充実度を示すことがポイントになります。
東区
平均坪単価:約44万円
東区は、区画整理された住宅地が多く、道路幅にゆとりがあるエリアです。
前面道路が広い住宅は車の出し入れがしやすく、来客時の利便性も含めて購入検討者から評価されやすい傾向があります。
アリオ札幌をはじめとする商業施設や、新道沿いの店舗集積により生活利便性が確保されている点も強みです。
平坦な地形が多く、日常の移動や冬場の生活動線が安定していることも、実際に内覧時に説明しやすいポイントになります。
厚別区
平均坪単価:約44万円
厚別区は、新さっぽろを中心とした「副都心機能」が強みのエリア。
商業施設・医療機関・大学・公共施設が集約されており、生活機能がコンパクトにまとまっていて、駅周辺で生活が完結しやすい点は他区にはない特徴です。
JR快速が停車し、札幌中心部や新千歳空港方面へのアクセスも良好で、通勤や通学の利便性が評価されています。
また、森林公園をはじめとする緑地が近く、街区も計画的に整備されているため、歩道が広く街並みが整っている点も厚別区らしさといえます。
都市機能と落ち着いた住環境を両立できる点が、購入検討者にとっての具体的な魅力です。
清田区
平均坪単価:約30万円
札幌市内で唯一、JRや地下鉄の駅がない区ですが、その分価格が抑えられており、広い敷地を確保しやすいエリアです。
戸建て住宅が中心で、静かで落ち着いた住環境を求める世帯からの需要があります。
バス路線は充実しており、車を利用する前提であれば生活圏は広がります。
大型商業施設や医療機関も周辺にそろっており、日常生活に不便がないほか、自然環境にも恵まれ、ゆとりある暮らしを重視する層に支持されています。
また、2026年現在、地下鉄延伸の可能性も検討されています。
南区
平均坪単価:約28万円
南区は札幌市の中で最も面積が大きいエリアです。
定山渓温泉をはじめとする観光地がある一方で、真駒内エリアのように計画的に整備された住宅街も広がっており、エリアごとに表情が異なります。
地下鉄南北線の真駒内駅周辺は商業施設や医療機関が揃い、生活利便性を確保しながら落ち着いた環境で過ごせる点をアピールできます。
また、藻岩山や滝野すずらん丘陵公園、芸術の森などが近いエリアでは、自然や文化施設が身近にある環境が魅力です。
近年は「土地の広さ」「隣家との距離感」「静かな住環境」といった条件を重視して探す動きが続いており、特にゆとりのある区画や整った街並みの住宅は比較検討の対象になりやすいです。
手稲区
平均坪単価:約27万円
比較的土地が安価で、広い土地を求めるファミリー層に人気です。
JR線を利用すれば都市部へのアクセスも可能で、自然豊かな住環境が魅力となっています。
近年はJR手稲駅周辺を中心に生活利便性の高い住宅地としての評価が安定しており、駅徒歩圏や区画の整った住宅は動きが出やすい傾向があります。
また、手稲山を望む景観の良さやスキー場が近い立地は、子育て世帯やアウトドア志向の層にとって具体的なアピールポイントになります。
敷地にゆとりのある住宅や駐車スペースを確保しやすい点も、手稲区ならではの強みです。
南区エリアでの相続不動産の売却は八城地建へ!
私たち八城地建は、札幌市南区をはじめ、北広島市、恵庭市といった札幌近郊エリアでの不動産売買を専門に行っています。
区の中で最も広い南区の相続不動産を売却する際は、エリアごとの特性を理解した販売戦略が重要です。
例えば、真駒内駅周辺のような利便性の高いエリアでは、交通アクセスや生活環境の良さをアピールできます。
一方、山間部や自然豊かなエリアでは、広いながらも安価な土地や静かな住環境、温泉やスキー場への近さ、お出かけスポットの豊富さといった南区ならではの魅力を出すことで、価値を理解してくれる買い手を見つけやすくなります。
また、定山渓方面は観光地としての側面もあり、別荘やセカンドハウスとしての需要も見込めます。
このように南区は多様な需要があるエリアです。
お伝えした情報はごく一部ですが、地域密着型だからこそできるアピール方法があります。
また、八城地建では、地域密着型の営業活動により多くの購入希望者を抱えているため、広告活動を行わずとも条件に合った買い手をご紹介できるケースも多いです。
南区での売却実績も豊富にありますので、相続不動産の売却でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください!
お問い合わせもこちらから可能です。
札幌市の相続不動産売却は早めの準備と適切な依頼先選びを
札幌市で相続不動産を売却する際は、まず相続登記を行うことが第一歩です。
2024年4月からの義務化により、3年以内の登記が求められますので、早めに手続きを進めましょう。
売却時には相続人全員の同意や税金面での注意が必要ですが、適切なタイミングと方法で進めることで、早く・高く売却することが可能です。
また、札幌市は区によって不動産需要が大きく異なります。
特に南区のような自然環境豊かなエリアでは、地域の特性を理解した不動産会社に依頼することが成功の鍵となります。
札幌市南区、北広島市、恵庭市で相続不動産の売却を検討されている方は、八城地建までお気軽にご相談ください。
ご相談は無料で承っています。






