COLUMN不動産売却コラム

ホームステージングとは?行うべきケースやメリットも詳しく解説!

2023.12.15

こんにちは!不動産売買をサポートする八城地建の田畑です。

 

みなさん、物件をより魅力的に見せる「ホームステージング」という方法をご存じでしょうか?

 

売却時に行うことで売りやすくする効果があるため、今、ホームステージングを行って売却する方が徐々に増えてきています。

 

今回はホームステージングで行う内容や効果、ホームステージングをおすすめしたい物件について解説します。

 

ホームステージングの費用目安についてもご紹介しますので、検討中の方はぜひ参考にしてくださいね!

バーチャルホームステージング

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ホームステージングとは?どういう場合に行うべき?

ホームステージングとは、売却予定の部屋に家具などのインテリアを配置し、物件をより魅力的に見せるサービスです。

 

不動産売却の際に、売却希望価格を下げることなく、より短期間でスムーズに売却する目的で行われます。

 

通常の内覧は、家具などを撤去した状態で行うか、住みながらの売却であれば使用している家具を置いたまま行います。

 

ホームステージングでは、物件のイメージに合わせた家具や小物などを実際の暮らしをイメージしやすいように、見栄え良くおしゃれにレイアウトします。

 

広告に出す画像や内覧において、部屋をモデルハウスのように演出できるため、中古物件でも見る人に好印象を与える効果が期待できるでしょう。

 

では、ホームステージングが今注目を集めている理由や、ホームステージングを行うべき物件についてもお伝えしていきます。

 

ホームステージングはなぜ注目されている?

ホームステージングが注目されている背景には、次のような事情があります。

  • 中古住宅市場の活性化
  • インターネットの普及

 

近年、中古物件の人気が高まっていて、競争が激しくなっています。

他の競合物件との差別化を図る方法として、ホームステージングが取り入れられるようになったのが理由の一つです。

 

さらに、インターネットの普及により、複数の物件を家にいながら探す方が増えたため、物件の画像の見栄えが重視されるようになっていることも理由といえるでしょう。

 

ホームステージングの効果が高い物件とは

ホームステージングの効果が高いのは以下のような物件です。

  • 売り出しから時間が経っているが売却できていない物件
  • 家の劣化や生活感が感じられる中古物件
  • 売却希望価格を下げたくない物件

 

一般社団法人 日本ホームステージング協会が2022年に調査をした「ホームステージング白書2022」でも、「売却困難な物件に実施する」「長期売却できない物件に実施する」という回答が多いです。

 

やはり、売り出し始めたものの時間が経っても問い合わせ件数が少なかったり、内覧に結びつかなかったりした結果、ホームステージングを施すことが多いといえます。

 

売れない場合に売却価格を下げるのではなく、イメージアップを図って希望の価格で売りたい場合にも効果的です。

 

ただし、どんな物件でもホームステージングをすれば良いというわけではありません。

例えば、破損や欠陥がある場合は修復・修繕にもお金が必要ですし、費用対効果も考えなければいけないので、まずは不動産会社に相談してみましょう。

 

また、築浅でない中古物件の場合は、建物の劣化など状態を調査する「インスペクション」を行うのもおすすめです。

 

住宅の状態を検査することで査定価格に反映させて精度の高い価格で売ることができたり、検査結果を買主へ説明をした上で売買契約を締結することができるので、売却後のトラブルも避けられます。

 

インスペクションについては「インスペクションとは?メリットや利用する流れ、費用まで詳しく!」でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてくださいね。

 

 

ホームステージングの効果・メリットを詳しく!

収納

ホームステージングを行う効果やメリットについて、さらに詳しく解説します。

 

ホームステージングの主な効果・メリットは、次の3つです。

  • 内覧につながりやすい
  • イメージアップして周囲の物件に差を付けられる
  • 早く売却しやすくなる

 

それぞれを詳しく見ていきましょう。

 

内覧につながりやすい

インターネットの普及で、家にいながら複数の物件を検討できるようになりました。

情報サイトも充実していく中で、物件の様子を写真で確認したい方がほとんどです。

 

写真で見たときに、家具などが設置されていたほうが見栄えも良い上に、広さや導線をイメージできます。

 

様子がわかるほうが安心できることから、内覧の希望も増えることが期待できるでしょう。

 

イメージアップして周囲の物件に差を付けられる

住みながらの売却でない場合は、何もない状態の部屋を見せることになるため、冷たい印象を与えたり、その家で暮らすイメージをしづらかったりします。

 

例えば照明を蛍光色でなく間接照明を入れるだけでも、暖かみやおしゃれさがアップし、印象が大きく変わるでしょう。

どのくらいの大きさの家具を用意すれば良いかも、目安がつきやすくなります。

 

また、家具などが一切ないと壁や床の古さ、日当たりなど他の部分を細かく見てしまいがちですが、インテリアがあることでマイナスイメージを少なくする効果もあります。

 

住みながらの売却の場合はどうしても生活感が出てしまいますが、ホームステージングでは居住中の部屋の整理・クリーニングも行い、センスの良い小物をプラスしておしゃれにレイアウトすることが可能なので、家の良さも引き立ち好印象を与えます。

 

周囲で販売されている物件がホームステージングを行なっていない場合は、比較した際にかなりの印象アップにつながるでしょう。

 

早く売却しやすくなる

内覧につながりやすい、ということは売却も早まることが期待できます。

 

ご紹介した一般社団法人 日本ホームステージング協会による「ホームステージング白書2022」の調査では、ホームステージング実施後の成約までの期間について「短くなった」との答えが8割近くと非常に高いです。

 

ホームステージングを施した場合、3カ月以内に成約する割合も8割以上となっており、早期売却に効果的であることがわかります。

 

売却期間を短縮できることはホームステージングの大きなメリットといえるでしょう。

 

現在は空室でのホームステージングが主流となっていますが、居住中の在宅物件へのホームステージングを行う業者も増えています。

 

また、次でもご紹介しますが画像に加工を施す「バーチャルホームステージング」という方法も人気が出てきています。

 

契約までの期間を短縮できれば、売主もその後の暮らしを計画しやすくなるため、なかなか売れない場合は費用をかけてでもホームステージングを行う価値はあるといえるでしょう。

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ホームステージングはどう行う?バーチャルもおすすめ!

ホームステージングには、自分でインテリアを整える方法と業者に依頼する方法があります。

 

業者に依頼する場合には、実際に家具などを設置する方法の他に「バーチャルホームステージング」という方法もあります。

 

それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

 

自分でインテリアを整える方法

自分で家具やラグ・小物などを買い替えたり、位置を変えたりして、見栄えを良くし生活感を減らすのも、ホームステージングの一つの方法。

工夫次第で費用が抑えられる点、今ある家具をそのまま使える点がメリットです。

 

一方で、コーディネートが苦手な場合はかえって統一感を出しにくくなったり、時間や手間がかかったりと、慣れない方には大変な作業になることもあります。

 

プロではないため、モデルハウスのように整えることまでは難しいかもしれません。

 

業者にホームステージングを依頼する方法

業者にホームステージングを依頼する場合、インテリアコーディネーターやホームステージャーというホームステージングの資格をもったプロが対応してくれます。

 

そのため、モデルハウスのような部屋のイメージを、自分が手間をかけることなく整えてくれることが大きなメリットです。

 

ホームステージング費用は、行う範囲や家具などを準備する方法にもよりますが、平均で15〜30万円程度かける方が多いです。

リビングだけというように部屋を限定して行うことも可能なので、その場合は費用を少し抑えられます。

 

家具の準備については、買い取ったものを使用する方法もありますが、現在日本ではホームステージング用にレンタルする方法が一般的です。

 

家のスタイルやホームステージングを行う時点でのインテリアの流行も考えて、一番合うものをレンタルして行います。

 

居住中の物件の場合は全てをレンタルするだけでなく、今使っている家具を利用してコストを減らすこともあります。

 

なお、ホームステージング費用は物件の売主が負担するのが一般的ですが、最近では管理物件の販売促進活動の一環として不動産業者が行うことも増えてきました。

 

売却に際してホームステージングを検討する場合は、依頼する不動産業者とよく相談して判断すると良いでしょう。

 

業者にバーチャルホームステージングを依頼する方法

画像の中にCGで家具やインテリア小物を配置する「バーチャルホームステージング」もおすすめです。

 

八城地建で行なっているバーチャルホームステージングの画像も、参考にご紹介します。

 

バーチャルホームステージング

左:リビング・ビフォー/右:リビング・バーチャルホームステージング

 

バーチャルホームステージング

左:ダイニング・ビフォー/右:ダイニング・バーチャルホームステージング

 

このように、まるで本当に家具を入れたような画像に仕上がります。

 

家具などがない状態でも内覧でき、さらに家具を入れた際の広さやイメージも掴めるため、どちらの良さもアピールできます。

 

実際に家具などをそろえないため、費用が1万~5万円程度と安く済む上に、時間や手間も省略できる点も魅力です。

 

また、複数のレイアウトを用意して、購入希望者に合わせて、好みのレイアウトを提示できる点もメリットといえるでしょう。

 

ホームステージング・バーチャルホームステージングが気になった方は、ぜひお気軽に八城地建へご相談くださいね!

 

 

ホームステージングを行う際の注意点もチェック

ホームステージングを行うことになったときに注意したいのは、次のような内容です。

  • ターゲットの設定
  • カラーやインテリアの統一感
  • 照明の効果

 

ホームステージング自体は業者に依頼するとしても、どのようなイメージにするかという点で、ターゲットの設定は重要な視点です。

 

業者に依頼すると、プロの目で見て一番合うイメージでレイアウトを設定してくれますが、物件のエリアでの需要などを踏まえたイメージがあれば、共有しておくと良いでしょう。

 

例えば高級住宅地ならターゲットは富裕層になるため、ラグジュアリー感のあるインテリアにするなど、ターゲットも意識したほうが売りやすい場合があります。

 

全体的にカラーやインテリアに統一感を持たせることに加え、照明を効果的に使うこともポイントです。

 

インテリアの色味は薄いほうが部屋を広く見せる効果があります。

 

照明は、リビングなら明るめに、寝室なら間接照明でムーディーになど、部屋ごとのイメージに合わせた明るさと色味に調整するのがおすすめです。

 

バーチャルホームステージングの場合は、CGなので劣化などは見えにくくなる分、トラブルにならないよう実際の状態も伝えること、過度に表現・加工するのは控えることも大事です。

 

また、お伝えしたようにインテリアのテーマを変えて複数のパターンを用意しておくと、購入希望者の好みに合う確率が高まり効果的です。

 

 

ホームステージングとは物件を魅力的に見せる方法!ぜひ取り入れて

ホームステージングとは、売却予定の物件にインテリアを配置し、モデルハウスのように魅力的に見せることで不動産売却を効果的に進めるための方法です。

 

中古住宅市場が活性化していることや、インターネットの普及で家にいながら複数の物件を比較できるようになったことを背景に導入が進んでいます。

 

ホームステージングを施すことによって、物件の印象が良くなるため、内覧につながりやすくなったり、成約までの時間が短縮できたりという効果が期待できます。

 

費用面や実施内容については売却を依頼する不動産会社と相談の上、判断するのが良いでしょう。

 

札幌市南区、北広島、恵庭で不動産の売却に伴うホームステージングを検討している方は、八城地建まで、お気軽にご相談ください!

ご相談は無料で承っています。

 

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