北広島市の土地が値上がり中!今後の動向についても解説
2025.06.12
こんにちは!不動産売買をサポートする八城地建の宮下です。
北広島市に土地をお持ちの方の中には、土地価格の動向が気になる方もいるのではないでしょうか。
近年、北広島市では地価の上昇が続いており、全国的にも注目を集めるエリアとなっています。
そこで今回は、北広島市の土地価格がなぜ上昇しているのか、その理由と今後の見通しについて詳しく解説いたします。
土地の売却を検討されている方にとって、タイミングを見極める参考にしていただければ幸いです。
北広島の土地が値上がりしている理由や現在の地価
北広島市の地価上昇には、複数の大きな要因が重なっています。
まずは、なぜこれほどまでに今北広島市が注目されているのか、その背景を見ていきましょう。
北広島市の地価上昇が全国トップクラスの理由
北広島市の地価上昇の最大の理由は、2023年3月に開業した「Fビレッジ(北海道ボールパークFビレッジ エスコンフィールドHOKKAIDO)」の影響です。
この施設は、プロ野球・北海道日本ハムファイターズの新たな本拠地として、32haの広大な敷地に建設されました。
2024年には年間約400万人以上の来場者を記録し、地域に多くの雇用と経済効果をもたらしています。
また、注目すべきは2028年に予定されている大規模な開発計画です。
北海道医療大学が当別町からFビレッジ内に移転し、新キャンパスを開設する予定となっています。
同時期にJRの新駅も開業する計画が進んでおり、交通利便性の大幅な向上が期待されています。
さらに、同じく2028年頃に地上36階建て・高さ約130mのタワーマンションの建設も予定されており、約500戸の住宅供給が計画されています。
複数の大規模な開発により、北広島市の都市機能はまずます飛躍的に向上することが予想されます。
加えて、近隣の千歳市に建設中のラピダス半導体工場の影響も見逃せません。
2027年の量産開始に向けて、関連企業の進出や技術者の移住が予想され、北広島市にも住宅需要の波及効果があるのではないかと期待されています。
北広島市全体の平均公示地価と上昇エリア
※2025年6月時点の情報です
2025年の北広島市の平均公示地価は4万8,575円/㎡となっており、坪単価では約16万円です。
前年からの変動率は+3.44%と、安定した上昇を続けています。
最も地価が高いエリアは栄町1丁目で、12万円/㎡(坪単価約40万円)です。
北広島駅から150mという好立地が評価され、変動率も+13.21%と大幅な上昇を記録しています。
そのほかの注目エリアとしては、次の地域が挙げられます。
- 中央6丁目:8万円/㎡(坪単価約26万円)、変動率+11.11%
- 美沢1丁目:7万7,000円/㎡(坪単価約25万円)、変動率+10.00%
- 共栄町:6万5,000円~7万2,000円/㎡、変動率+7.46~13.56%
いずれもJR北広島駅から徒歩圏内にあり、利便性の高さが地価上昇を支えています。
今後の見通しとして、2028年の新駅開業とタワーマンション完成により、さらなる地価上昇が見込まれます。
特に新駅周辺エリアでは、大学移転効果も加わり、学生向け住宅需要の増加も期待できるでしょう。
北海道新幹線の札幌延伸が実現すれば本州からのアクセスも改善され、観光・ビジネス需要の拡大も地価押し上げ要因となりそうです。
今が売り時!? 売却時にアピールできる北広島市の魅力も解説
再開発による注目度の高まりと、地価上昇の傾向が続いている今、売却には絶好のタイミングです。
新駅開業を見越して、将来性に期待する層からの関心も集まっています。
市場の好調なうちに動くことで、より有利な条件での売却が期待できるでしょう。
また、北広島市は住環境においても多くの魅力を持っています。
購入希望者にアピールできる、北広島市の持つさまざまな魅力についても詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
住環境としての北広島市の魅力
北広島市最大の魅力は、札幌市に隣接しながらも豊かな自然環境を享受できることです。
JR北広島駅から札幌駅までJRの快速で最短17分、新千歳空港へも21分というアクセスの良さは、通勤や出張、旅行において大きなメリットとなります。
また、道内でも有数の公園面積の広さも魅力といえるでしょう。
北海道の人口1人当たりの公園面積は全国1位。
北広島市は1人当たりの公園面積が約70㎡と、北海道平均の2倍以上の広さを確保しており、公園の数も200以上。
歩いて行ける範囲にたくさんの公園があるので、子育て世代にとって魅力的な環境です。
「エルフィンロード」という自転車歩行者専用道路が整備されており、札幌まで車を気にせずサイクリングや散歩を楽しめる点もアピールポイントとなります。
さらに、自然災害のリスクが低いことも重要なポイントです。
地震調査研究推進本部のデータによると、北海道内陸部の主要地域では震度6弱以上の地震発生確率が関東地方と比較して非常に低くなっています。
台風の影響も少なく、安心して暮らせる環境が整っています。
注目の新施設・開発計画
北広島市では、魅力的な施設の開業が相次いでいます。
2025年3月には「トナリエ北広島」という複合施設が開業しました。
1階には雑貨店や生活便利施設、2階には飲食エリアが入っています。
3階には美容サロンやクリニック、4階から13階には158室のホテルが入る予定です。
また、2027年3月には世界有数の「バンヤン・グループ」のホテルが北海道ボールパークFビレッジ内に開業予定となっています。
世界20カ国以上で70施設を超えるホテル&リゾートを展開する国際的なブランドの進出により、北広島市の知名度とブランド価値の向上が期待されます。
JR北広島駅西口では大規模な再開発事業も進行中です。
「キタヒロ・ホームタウン-BASE 2021-2029」という計画のもと、商業施設や居住空間の整備が着々と進められています。
これらの開発により、駅周辺エリアの利便性と魅力は大幅に向上することでしょう。
移住・定住サポートの充実
北広島市では、新たな住民を迎え入れるためのさまざまなサポート制度を整備しています。
創業支援事業や若年層新規雇用助成金など、働く場づくりにも力を入れており、移住後の生活基盤構築をサポートしています。
また、ジョブガイド北広島では職業紹介や相談を無料で行っており、市内での就職活動をバックアップしてくれます。
こうした充実したサポート体制により、移住者にとって住みやすい環境が整っているのは大きなアピールポイントになるでしょう。
なお、北広島市の移住サポートについては「北広島への移住支援をご紹介!市の魅力や住みやすさも」で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてくださいね。
土地・物件売却時のアピールポイントまとめ
北広島市の土地や物件を売却する際のアピールポイントをまとめると、以下のようになります。
交通アクセスの優位性
札幌市中心部へは快速電車で約16分、新千歳空港へも乗換え1回でスムーズにアクセス可能。
さらに、2028年に開業予定の新駅により、通勤・通学・観光いずれにも便利な立地として注目されていていることは大きなアピールポイントです。
将来性のある開発計画
今後の発展性を見込んだ資産形成が可能である点を強調することが効果的です。大学移転や大規模マンション建設、商業施設の開業など、街全体の価値向上につながる再開発が進行中であることを示すことで、資産価値の上昇に対する期待感を喚起できます。
安定した需要
大学や医療機関の進出に伴う学生・医療関係者の流入、タワーマンションなどへの入居を見込んだファミリー層の定住、また再開発による新たな雇用創出で社会人層の需要も見込まれ、地域全体として安定した住宅・商業ニーズが期待できることも伝えると良いでしょう。
投資価値の高さ
地価上昇傾向が継続していることに加え、災害リスクの低さや交通利便性の高さといった安定要素が揃っており、長期的に見ても資産としての信頼性が高いエリアであることを示すと説得力が増します。
これらのポイントを踏まえて売却活動を行うことで、より有利な条件での取引が期待できるでしょう。
北広島市の土地を売却するなら値上がり中の今、検討を!
北広島市の土地価格は、ボールパーク開業をきっかけに着実な上昇を続けています。
2028年には北海道医療大学の移転とJR新駅開業、タワーマンション建設が予定されており、さらなる地価上昇が期待される状況です。
札幌隣接の利便性と豊かな自然環境、災害リスクの低さなど、住環境としての魅力も十分に備えています。
現在の市況を踏まえると、土地の売却を検討されている方にとって、今は非常に良いタイミングといえるでしょう。
売却に関して不安を感じることがある場合は、地域の動向を熟知した専門家に相談することをおすすめします。
札幌市南区、北広島市、恵庭市で土地や相続不動産の売却を検討されている方は、八城地建までお気軽にご相談ください。
ご相談は無料で承っています。